誇りを持って全力で闘い、そして負けてこい

「日本戦は見たくない」のブログを書いた後の世間の動きに正直驚いている。

賛否両論の大問題にはなったものの
どうも日本全体として好采配、英断、勝負師等として容認する動きが優勢に思える。

サッカー関係著名人の中で、ポーランド戦のボール回しを公に批判した人は
セルジオ越後さん、金田喜稔さんと小柳ルミ子さんくらいか?
松木安太郎さんや中西哲生さんも残念ながら表立って批判はしていない様だ。


2018年6月30日 ロシアW杯 決勝リーグ第1戦
フランス vs. アルゼンチン が行われた。
本当に素晴らしい試合だった。

生中継をしていたTBSは
その素晴らしい試合の後に急遽生放送番組の内容を変更した。
レジェンド討論会だそうだ。

司会はサッカー好きで知られる加藤浩次さん
アシスタントに元東京ヴェルディユースで俳優の竹内涼真さん
かつて日本代表で”諦めない”の象徴だったラモス瑠偉さん
元日本代表の前園真聖さん、中田浩二さん、鈴木啓太さん

そしてなぜか遅れてスタジオに入ってきた釜本邦茂さん
全員がサッカー(football)に深い造詣が有る筈だ。


ホンネで生2択と画面右上にテロップが出ている 
テレビ朝日の「朝まで生テレビ」の様な激論を期待していた…

竹内涼真さんが読み上げる
ポーランド戦最後10分間のボール回しは
A.あり   or    B.なし ??


そして全員がAを上げる

 

まるでポーランド戦の様な茶番…
思わずチャンネルを変える


この番組もサッカーファンから好評らしい

討論はdebate(ディベート)もしくは
discussion(ディスカッション)と英訳できるが
本来はディベート(debate)の事だ。

討論は賛成派と反対派に分かれていなければ何の意味も無い

ニコニコ大百科Wikipediaのページのリンクを末尾に張っておく。

TBSで行われていたのは
討論会ではなく、座談会だ。
雑談と言い換えてもいいかもしれない。
どこかの居酒屋で話しているのと本質的に変わりはない。


Aを上げた人達に聞いてみたい
将来W杯出場を夢見て負け続けても頑張っている小学校低学年の自分の子供に
「負けてるのに、どうして攻めないの?」と聞かれたら何と答えるのか?

 

あの10分間、日本代表チームは一つになっていたか?
あの時間に攻めてカウンターで負けていた方が100倍美しい。

結果が全てを正当化する時代はとっくに終わってる筈だ。

 

3連敗も有り得ると言われていた日本代表。
急造チームで勝てるほどW杯は甘くないと言われながら、それを跳ね返し
グループリーグ第1戦、第2戦で誇りを持って戦い、結果をも出した日本代表は
サポーターの善行も含め世界から注目されていた。

 

しかし


グループリーグ第3戦の最後の10分間で
世界から"悪役"とレッテルを貼られてしまった。

 

サッカー先進国の意見すらリスペクト出来ず耳を塞ぐサッカーファン。
渋谷のスクランブル交差点でセクハラする若者達。
非公開練習の内容を報道してしまう報道陣。


 

日本時間 2018年7月3日 午前3時 ベルギー 対 日本 がキックオフされる

 

日本がサッカー後進国で有ることを自覚して
それでもW杯の決勝リーグに立てた幸運に感謝して
誇りを持って全力で闘い、そして負けてこい

 


日本戦はもう見たくない

昨夜、ロシアワールドカップにて、サッカー日本代表ポーランドに0-1で敗戦するもフェアプレイポイントで僅差でセネガルを上回り、グループ2位で見事決勝トーナメントに進出した。

しかし、試合終盤の日本の時間稼ぎの戦略に対し、スタジアムは大ブーイング。日本国内でもツイッターなどのネット上では、賛否両論あるものの、「負けているのに時間稼ぎしてフェアプレーポイントで突破狙うって、フェアプレーに欠けている」との意見や、「日本代表戦史上最低の試合」と表現するものもいるなど、日本代表に失望したとの意見が多く見られた。


賛成派の意見は「決勝トーナメントに進出するには必要な戦略」、「サッカーは勝利が全て」というものである。

しかし、ロシア国営TVアナウンサーは「もうロシア人は日本を応援しない」と痛烈に批判。英公共放送のBBCも、自社ウェブサイト上で「最後の10分の両チームの行動は恥ずかしかった。決してW杯では見たくないものだった。茶番になった」と酷評。

つまり国際的に見ると「日本代表はW杯において結果を優先し、日本人らしくない恥ずかしい戦い方を選択した」という事である。これが西野監督をはじめとする日本代表スタッフの決定である。

 

日本は経済的には先進国だが、サッカーにおいては後進国で有ることを浮き彫りにしてしまった。「決勝トーナメント進出」という結果と、それに付随する経済的恩恵(決勝トーナメント進出の賞金は約13億2000万円)を優先し、プライドを捨てた。

私の友人は「もう日本代表を応援したくない」「日本戦はもう見たくない」と、昨日までの熱狂が嘘の様にすっかり日本代表嫌いになってしまった。

私も全く同意見だ。正直ベルギー戦は気になる。だが、素直に応援出来ないので、録画だけはしておいて、ハイライトだけを見ようと思う。 

 

「決勝トーナメントに進出する」という結果を優先し、国際的に恥ずかしい戦い方を指示したサッカー日本代表監督。

「試合に勝つ」という結果を優先し、フェアプレーを無視して悪質タックルを指示した日大アメフト部監督。

ルール違反の悪質タックルと一緒にするなという意見は当然あると思う。「ルール上、日本代表は何の問題もない」のだから。

しかし、この2つに共通するのは、優先するべきものの選択を誤っている点だ。

 

本来、監督を頂点とするスタッフは 明確な目標と信念を持って指導しなければいけない。

日大アメフト部の目標は愛称であるフェニックス(不死鳥)になぞらえ「日大アメフト部の復権」だったのだろうか。

大学スポーツの目的は「勝つ事」ではない筈である。

勝つ事は重要だが、それ以上に「スポーツを通じて心身の向上を行う」事が上位概念で有る筈だ。

 

W杯において優先するべき事は「勝つ事」だろうか?

「国の威信を掛けて全力で戦う」のがW杯ではないのか?

日本スポーツ界は迷宮に迷い込んでしまっている様に思えてならない。

 サッカー日本代表の愛称はSAMURAI BLUE果たして彼らはSAMURAIか?